かんな解体新書 ~いろんな鉋 ~
特殊台打ち
鉋は平面を削る平鉋を中心に様々な箇所を削る鉋があります。ここでは、常三郎で製造・取り扱っている鉋をご紹介します。 |
種別 | 特徴 |
反り鉋 | 部材に反った面を削りだすときに使い、鉋台の反り具合は必要に応じてRの指定をする。 |
作里鉋 (底取り鉋) |
敷居や鴨居の溝を削るときに使用する。 |
際鉋 | 柄元の際を削ったり、入隅の際を仕上げる時に使い、左右1組で木目によって使い分ける。 |
内丸鉋 | 階段の手摺など部材の表面に丸みをもたせて仕上げたい時に使用し、社寺の丸柱にも使われる。 |
外丸鉋 | 部材の表面をU型に仕上げる時に使う。 |
台直し鉋 (立鉋) |
鉋台の下端を調整するための鉋。 |
南京鉋 | 家具や複雑な曲面を削る時に使う。 |
四方反り鉋 | ウスの内側の曲面を削る時に使う。 |
五徳鉋 | 平面、左右際、左右脇の5通りの削りができる。 |
二枚脇鉋 | 溝の側面(脇)を削る鉋。 |
導突鉋 | 平キワとも呼ばれ、豆鉋の一枚刃を斜めに台打ちした鉋で、キワ鉋とは下端に出る刃の向きが逆になる。 削りきった時に木の端が欠けにくく、平鉋の為に刃研ぎも容易。 |